医師国家試験に落ちてしまった人達へ…過ごし方編
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国試浪人を経験した僕が、前回の記事ではおこがましくも勉強の仕方について書きました。こちらの記事です↓

 

偉そうに語ってますが、少しでも同じように浪人で苦しむ人の役に立てればと思って書いた次第です。

 

さて今回の記事では、勉強面ではなく「1年間どのように過ごすか」について書いていきます。

 

僕が思うに、この1年の過ごし方はかなり重要です。大学の授業も仕事もない、言ってみれば何にも縛られない1年間。

 

生かすも腐らせるも自分次第です。「浪人してよかった」と思えるような毎日を送りたいですね!

 

なお、こちらの記事も前回同様、かなり主観的な目線で書いているので、誰にでも当てはまるわけではありません。

あくまで、利用できるところだけ参考にしてください。

 

浪人中に困ること、悩むこととは?

まず、実際に僕が体験した悩みについて書いてみます。

金が無い

この業界はお金持ちのご家庭も多いので、信じられないかもしれませんが「仕事を始めるまでに1度もバイトをしたことがない」という人も少なからずいます。ええ、本当ですとも。

 

僕はそれを聞いて大きなショックを受け、その晩は人生で初めてココイチで甘口以外の2辛を注文してしまいました。痺れたなー。

 

呼吸するようにお金を使う彼らと違い、母子家庭で私大の医学部に行くお金も無く、財布に500円玉を見つけると安心する僕のような人間にとって、まず重くのし掛かってくるのがこのお金問題。

 

勉強のために家庭教師のバイトも6年生で辞めてしまう人がほとんどだと思うので、浪人始めの4月からは真に無職、という人も多いんじゃないでしょうか。僕もそうでした。

 

逆に、暇すぎる

そしてこれですね。暇すぎる問題。

 

予備校に行かないという選択をした場合、大学みたいな決められた授業があるわけでもなく、自分を縛るのは自分のみ。人によってはどこまでも堕落できてしまう環境に1年間どっぷり浸かるわけです。

 

何時に起きても、図書館に出かけて勉強もせず「日本きのこ全集図鑑」を読んでも、Netflixという恐ろしいヤツに時間を吸い取られても、誰も注意してくれません。年に数回しかない模試以外、自分の勉強の進行具合のヤバさを教えてくれるのは勉強仲間ぐらいです。その仲間もいないと、いよいよ後はダークサイドに落ちるだけ。

 

「いや、勉強しろよ」という声が聞こえてきそうですが、前回の記事にも書いた通り、医師国家試験の合格率は9割ほど。普通にぼちぼち勉強していれば落ちないテストです。なんなら医学部に入る時の大学入試の方がよっぽど難しい。

まして、浪人生は1日24時間まるまる時間があります。1時間程度のビデオ講座を毎日2つしか見なくても、受かるだけなら十分の勉強量と言えます。

 

なので、あんまりこういうことを言ってはいけませんが、4月の段階から本腰入れて勉強しなくてもいいのではないかと。むしろ気合いを入れすぎると、途中で半端ないレベルの中だるみに突入したりしますし。

 

遊ぶ人がいない

さて、じゃあその暇な時間に誰かと遊ぼうと思っても、大学の同級生はみんな研修医として働いていてなかなか予定が合わない。ましてや仕事に慣れていなかったり当直回数が多くなりがちな年度始めは、目覚ましをかけずに寝ても問題ない僕らみたいなニートと遊ぶ時間などありません。

 

それと人によっては、自分と違って立派に働いている友人と会うのは気まずい、と思う人もいるかもしれないですね。

 

そして鬱になる

こんな悩みと戦いながら、僕は気づきました。

 

予備校に行かず、それ故に特に話したり遊んだりする相手もおらず、かといって勉強する気にもならず、家で一人で何もせず毎日を過ごしていると、人間は簡単に鬱傾向になるということに。

 

元々楽観的で明るい性格の僕でさえ、このような生活を続けているうちにどんどん気が滅入って来ました。国試浪人も、結局最後はメンタルの戦いになります。最後までいかにモチベーションを維持し、合格という明るい未来を信じて勉強できるかにかかってきます。

 

では解決策は?

ずばり、「バイトをする」ことです。

特に接客業であったり、同僚と喋る機会が多いバイトをお勧めします。

生きていくためのお金を稼げるのは言うまでもないですが、会話する相手がいるというのは何よりデカい。

僕は基本的に朝9時から昼過ぎまではバイトを入れていたので、生活リズムを整える助けにもなりました。

 

そしてこれは僕も偉そうなことは言えないのですが、是非バイト先で一般常識を勉強し、人付き合いなんかを学んだ方がいいです。

 

勝手な印象ですが、医者って一般常識がない人が結構多い気がします。昔から挫折も知らないまま医学部に来て、アルバイトも家庭教師や塾講師が多いために「先生」と呼ばれて叱られることなく6年間を過ごし、いきなり社会に出る人も多いですからね。

 

 

勿論そういった道を辿ってきても、素晴らしく謙虚で人として出来てるなーと思う人も沢山います。

それでもやっぱり、いわゆる「世間知らず」が多い印象です(自分を含めて)

 

なので、一般常識を教えてくれて、しっかりと叱ってくれる人がいることって大事だと思います。そしてバイトをすれば、いかに自分が使えない、勉強しか出来ない(僕の場合国試落ちたから勉強もできないけど)人間なのかを思い知らされます…そういう面では僕はドMなので、経験できてよかった。

 

更に言うと、医者の仕事が始まったらもう2度と出来なさそうなバイトなんかをしておくと、良い経験にも話のネタにもなってオススメ。

僕は大学の頃も、「色んな地域を車で移動して、男に夢を運ぶ夜のドライバー」をしていましたが、自分が知らない業界の話をたくさん聞けて勉強になりました。

国試浪人中はキャバクラのボーイもやっていました。病院の救急外来には急性アルコール中毒であったり、酔って転んで運ばれてくる患者さんも多いので、そういう方への対応力も身についた気がします笑

 

そして、元同級生たちは仕事で忙しいので、バイト先でできた友達と遊びに行ったり飲みに行ったりしていました。そういう仲間ができるのも、バイトをするメリットの一つですね。僕は飲食店で働いていたので、店を閉めた後にそこで宴会をしたりして楽しく過ごせました。

 

僕が浪人中にやったこと

そういうわけで、僕が自分の精神衛生を保てたのは、色々な趣味を新たに見つけたり、色んな人と知り合うことで自分の世界を広げられたからだと思います。

数えだすとキリがないですが、自分の生き方・考え方に影響を与えたかも?と思うのは以下のイベントです。

 

  • 2輪の免許を取り、免許取得で知り合ったおじさんとツーリング
  • 創作居酒屋のキッチンでバイト
  • キャバクラの黒服としてバイト
  • 彫金師・結婚式マネージャーをやっている知り合いを作ってその仕事の手伝い
  • 複数企業が集まる経営戦略勉強会に参加
  • 山に栗拾いに行き、猟師や左官屋と知り合いになる
  • DIYの世界に足を突っ込み、素人なりに色々工作してみる
  • 外国人の家族対象のボランティアイベントに参加して、外人の友達を作る

 

こう書いてみると、医者としての仕事が始まったら絶対に難しくなるようなことをいくつかやれていたのかなと。

医者やりながらキャバクラで働くなんて無理だし、バイクの免許を取りに車校に通うなんて時間も労力も確保できなさそうだし。

それにキッチンでバイトをしていたことで、料理が上手くなったとまでは言えないですが、一人暮らしでの料理のハードルが下がった気がします。仕事終わりの自炊もあまり苦に思いませんし。

 

浪人してよかった、と思えるように毎日を過ごそう

まだ今は国試に落ちてしまったショックから抜け出せない人も多いと思います。

親にも迷惑をかけるし、体裁は悪いし、また1年後にはあの忌々しい国試がやって来て、緊張と胃痛に悩まされることになります。

でも、落ちてしまったものはしょうがない。今できること、やりたいことを探して、どんどん実践しましょう。

ストレートで国試に受かって研修医になった元同級生たちができないような経験を、この1年でやってやりましょう!

 

僕もまだまだやっておけばよかったと思うことは沢山あります。

皆さんももし面白い遊びや趣味を見つけたら、ぜひぜひ僕に教えてください。

掲示版スペースでも作ろうかなぁ。。

 

では、ゆるりと1年間、頑張りながらも楽しく過ごしてくださいね!

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