片腕マンの1日
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こんにちは。

11月末から、実質片腕マンとしての生活を強いられている者です。

詳細はコチラ。

「大変そう!でも医者なら自分で治せますね!」って言ってくる人が数人いました。そんなプラナリアみたいな生物じゃないです、僕は。

さて、折角骨折したわけですし、またとないチャンス。

というわけで、

「実際に利き腕が使えないことで何が出来ないのか?何に困るのか?」

について、今日は書いていこうと思います。

更に、実際に骨折した同志諸君には、僕が買った商品や、日々のテクニックなどを伝授していきたい。

(逆に、僕が今後、文字通り右肩上がりの人生を送れるようになるような驚きの商品、知恵などがあったら教えていただきたいです。)

というわけで、ここからは皆さんが想像しやすいよう、

「朝起きてから夜寝るまで」の時間の流れに沿って、実質片腕マンの日々の苦労・嘆きを書いてみます。

右腕をうまく使えない自分を想像しながら読んでみてください。

※今の僕の状況は、

  • 普段じっとしている分には痛みは感じない
  • 三角巾での固定はもうしていない
  • まだリハビリでも自分で動かすことは許されておらず、可動域制限は相当強い
  • 動かしたり寝転がったりすると痛む

といったところです。

朝の身支度

実質片腕マンの苦悩は、起床直後のあくびを強制的に押さえつけるところから始まります。無意識に肩が上がってしまい痛むからです。

さて、起きたらまずはおしっこです。朝は座ってする派です。

これは、手は全然関係ないですね。

その後顔を洗うんですけど。あ、もちろん手も洗うんですけど、

皆さん知らないかもしれませんが、ヘアバンドを片手で頭に装着するのって、実は滅茶苦茶難しいんです。

カイジぐらい顎とがってないと無理。

僕はなんとか右手にひっかけて済ましてますが、入院中には「ヘアバンドすらつけられないのか」と結構凹みました。

で、顔の石鹸を落とすのもまた一苦労。

片手だと「手がいつもより多めに濡れてます程度」にしか水を溜めれない。

そこで、僕は逆の発想で、泡落ちがいいフェイスソープを探すことにしました。

今はこれを使ってます。確かに泡落ちが良いし、さっぱり洗えるので便利。(ただ、めちゃくちゃテカテカになりがちな人には力不足かも。)

さて、仕事に行く服に着替えます。

僕らは基本的にスーツじゃないので私服で通勤しますが、今の僕は「伸縮性のある衣類」「前開きのシャツ」しか着れません。タイトめな服だと、手が上がらないため袖に手を通せないのです。

服をなんとか着たら、寝癖を直します。

髪の生え方のせいか毎朝コントみたいな寝癖がつくので、毎日スプレーなり髪を濡らすなりで必死に直していたのですが、まぁそこまでは出来て。その後のドライヤーが出来ないのです。

ドライヤーを片手で持って風を当て続けたら、それこそ第二の寝癖の誕生ですからね。

僕はちょっと高い位置にドライヤーを置いてこちらを向けて、左手で整えながらなんとか乾かしています。それでも、後ろがパッカーンと左メインで割れてくることも多々あります。

コンタクトの装着も、初めの頃は大分時間がかかりましたが、最近はなんとか片手でも出来るようになりました。

ちなみに栄のプラインスコンタクトで買ってます。よくティッシュ配ってるところですね。

営業終了時間ぎりぎりに行くと、診察券を出してコンタクトを貰えるまでにリアルで10分かからない、超スピード診察を経験できるのでオススメ。あの眼科医、給料いくら貰ってるんだろ。

朝食は職場で食べるので、あとは歯を磨くくらいで家を出ます。

最近は大分早くなりましたが、退院したての頃はこれだけで1時間強はかかってましたね。

通勤中は一人で怯えている

基本的に外を歩いている時、肩がぶつかったりすることが命取りになります。

なので、さながらアクションゲームをやってるかのように、障害物を避けることに全神経を集中します。「ぶつかるなよ?おい、前見てるかー?俺が見えてるかー!?」って怯えた顔で歩いてるから、結構不審者っぽいのかもしれない。

あとこの前は、誰ともぶつかっていないのにうっかり段差を踏み外し、全然転んでもいないのにその衝撃で肩に激痛が走って、10秒ほどその場でプルプル震えていました。弱い生き物です。

さて、僕にとって朝の満員電車は恐怖そのものです。

三角巾をつけている時はまだ良いんですが、取ってしまえば見た目は一般人と一緒。まさかそいつが骨折してるなんて、周りの人も思いませんからね。容赦なくスペース詰めてきて、そのたびに痛みで静かに「んくっ…」みたいな鳴き声出したりしてます。

じゃあ自分のためにも周りのためにも三角巾をつけてアピールしろって話なんですけど、三角巾のつけすぎもあんまり身体に良くない。肩を丸めた状態で姿勢が固定されがちなので、その後の可動域訓練に響いてきたりします。

それと、三角巾をつけると上着のダウンなんかに手を通せないし、何より色んな所で不便過ぎる。

靴紐が解けたときなんか本当に最悪で、三角巾無しでも痛みで30秒はかかるのに、三角巾があると腕を外すとこころから始まるので、絶対1分以上はかかります。

そんなこんなで、なるべく空いている車両・電車を選んで、怯えながら乗り込んでます。

こういう時に優先席が使えると本当に便利。誰かと肩がぶつかることもなくなるし、電車の揺れによる転倒のリスクもなくなるし。

今回怪我をして改めて思ったんですが、健常な人達は出来る限り優先席を空けてあげて欲しいです。見た目は普通でも何かしらの疾患を抱えてる人って、きっと世の中にたくさんいると思うので。

ちなみに、オススメの三角巾はこちらです。

ベルトの長さ調整は結構頻繁にするので、そこの機構がしっかりしているこちらの商品がベスト。

最初、600円ぐらいの商品(装着しているサンプル画像の女性が可愛すぎる)を2秒ぐらいでジャケ買いしたんですが、 ストッパーの部分が速攻で壊れたのでこちらに買い替えました。画像がずるすぎるわ。

なのでこれ選んどけば間違いないと思います。

仕事にも勿論支障あり

片腕で出来る診療行為にも限りがありますので、そこはあまり無理せず、出来ないところは上級医であったり同期であったりに代わってもらっています。

仕事内容に関してはあまり共感出来ない人が多いと思うのですが、分かる人のために少しだけ例を挙げておくと、

  • 腕が上がらないため、清潔ガウンのマスクの部分の紐を介助者に渡せない
  • 風邪の患者の喉を見る時、ペンライトを口の高さまで上げられない

などなど、「え、そこなん?」ってところで困ってます。

今まで研修医でオペになった人は皆さん見たことがないらしく、職場ではちょっとした有名人になってしまいました。

おかげで、「全身麻酔から覚めた時、興奮して暴れて抑制帯をぶち壊した」とか、「アソコが小さすぎて小児用のバルーンしか挿入できなかった」とか、とにかく色んな噂が飛び交ってるようで恥ずかしいです。特に2番目のとかひどすぎる。

でもおおむね優しくしていただいてます。ホワイトな職場で本当に良かった…

仕事を終えてから寝るまで

片腕マンの心のなかで常にベースにあるのは、「とにかく家でじっとしていたい」です。

というのも、骨折して僕が一番萎えたのは、「何もやる気が起きなくなる」という変化なんです。

趣味の狩猟もDIYも無理だし、外に出かけても電車にのるたびに怯えなきゃいけないし、車の運転だって出来ない。

景気づけにステーキを食べに行って初めて、ステーキを切ることが出来ないことに気づく。左手で箸を使って食べているせいで、油そばを食べに行った時に固まっている麺に遭遇して心が折られる。

その前に、そもそも出かけるためにコートを着たりマフラーを巻いたりするのにも手間がかかるから出かける気が失せる。

そうなるともう、「家でNetflix見て過ごすかになるでしょう、ごく自然な流れとして。

最近はNetflixオリジナルドラマの「ブラックミラー」にハマってます。めちゃくちゃ面白いのでオススメ。

というわけで、基本的に仕事が終わったらすぐ家に帰ります。

夕食は、片腕で料理が作れないので外食メイン。ただこれは僕の中で良かったことの1つで、今まで自炊ばっかりで家の周りの飲食店開拓を全くしてこなかったから、この機会にと新規開拓をしつつあります。意外に家のめっちゃ近くに美味しいお店があったりして、それに関しては良かったかなと。

皿洗いもなかなか厳しいので、家で使うコップやらスプーンやらは全部使い捨ての紙コップとかプラスチックスプーンを使います。大量消費社会の権化です。

お風呂もなかなか困ったもので、怪我をしている右手は洗えるんですが、逆に左肩に全く手が届かないのです。

だから、タオルを使ってペシペシ叩いてみたり、足を洗った後に足に左肩を擦りつけたりしてます。説明しにくいけど、多分その画を見たらやばいです。少なくともホモ・サピエンスの行動には見えない。

洗濯機を回すのは簡単ですが、干すのがまた難しい。パンパンッと服を伸ばすことが出来ないんですね。

なので、今のところ週2回、友達を洗濯係として呼びつけて洗濯をしてもらっています。彼らがいなかったら、大げさではなく僕は仕事に行くことすら出来なくなってしまうので、本当に感謝してます。なお、洗濯係のバイトは常に募集しております

家事にどうしても時間がかかってしまうため、気づいたら結構良い時間になっていて、あとは寝るのみです。

オペ後しばらくは、痛みのために寝転がって眠ることすら出来ず、ずっと座って寝ていました。

退院後に家でしばらく使ってたのがこちら。

この商品結構良かったんですけど、不要になると馬鹿みたいに場所とるんで注意です。

最近は無くなりましたが、初期の頃は痛みで夜何回も目が覚めてました。右手をクッションに置かないと痛いのに、寝ている時に寝返りなんかをうつせいで場所がズレちゃうんですね。

これまでは夜寝るのが凄く楽しみだったんですけど、眠ることすらストレスになるとなかなか心に来ます…起きたらどうせ肩痛くなってるし…

片腕マンはつらいよ

というわけで、他にもまだまだ困ったことはあるのですが、一旦はここらへんで。

片腕マンの苦労を少しでもお分かりいただけたでしょうか。こうならないためにも、怪我には常に気をつけて生活することをおすすめします。

骨折した同志からすると、それな!あるある!と納得してもらえることも沢山あったかと思います。

もしその悩みを一つでも解決できたなら、この記事を書いた甲斐があったというものです。

是非、紹介した商品を使ってみてください。また、オススメの商品や日々の過ごし方、テクニックなんかがあれば、是非とも教えてくださいな!

それでは、リハビリ頑張ります。

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