
ついに一人のハンターが野に放たれる時が来た。
今までは敬語を使ってブログを書いていたが、これからはそうは行かない。
ハンターたるもの、漢らしくあらねばならぬ。
「どうも、ハンドクです!」のような軟弱な挨拶は許されない。
「我、覇王樹也」
さて、タイトルどおり、狩猟免許試験の申請に行ってきた。
複雑そうに思っていたけど、日にちさえ確保できれば一日で終わるものなのね。僕もすぐ終わりました。
申請に必要なもの
初めて狩猟免許を申請するにあたって必要なものは愛知県狩猟免許試験(平成29年度)のご案内にも書いてある通り、以下のアイテム。
- 狩猟免許申請書
- 医師の診断書(精神科医じゃなくてOK)
- 写真1枚
- 返信用封筒(長形3号)と82円分の切手
- 取りたい免許1種類につき5200円分の収入証紙
- 印鑑(シャチハタOK)
6に関してはネット上のどこにも書いてなかったけど、当日係の人に言われたので一応載せておく。
僕の風貌があまりにチンプンカンプンだったため提出させられたのかもしれないけど、念のため持っていくと良いかも。
他のブログなどを見ると2の診断書で苦労してるみたいだけど、僕は先輩に書いてもらいました。医者になったアドバンテージがこんなところで発揮されるとはびっくり。「ハンターになりたいんです!」と言ったら2度見されたあと苦笑いされたけど、書いてもらえた。変な噂流されてないといいなぁ。
身内に書いてもらうなんてずるい!そんなのいいのかよ!と思われるかもしれないけど、そもそも初めて合った人が精神的に正常かどうかなんて分からないので、むしろいくらか付き合いがある知り合いの医師に書いてもらったほうがみんな安心だと思うんです、理論上。(という言い訳をしておく。)
ただ、銃の所持免許とは違って精神科医じゃなくても大丈夫なので、実際そこまでハードルは高くない。診断書の用紙も上記HPにて手に入る。
ちなみに医者は医師免許を申請する時に絶対に診断書が必要なので、法的にはみんな精神異常者ではないことになっている。(けれど、たまに頭のネジが全てぶっ飛んでいる人がいるので注意が必要。)
申請書の入手と申請期間が厄介
さて、むしろ僕が面倒だと思ったのが、狩猟免許申請書を郵送で受け取ることが出来ないということ。そして申請期間が約2週間と極端に短いこと。
まぁ確かに郵送で取り寄せるとなると、通信教育で猟師になる感じがしてかっこ悪い。ハンターたるもの、その足で堂々と乗り込んでいかねばならない。そんな感じがする。
それはそれとして、2週間は短い!しかもお役所は平日しかやっていないので、普通に働いている人には辛い。つらすぎる。まさか「ハンターになりたいので休みを取ります」なんて言えない。社会的にこちらが狩られるおそれがある。
僕は平日当直の明けの日行ってきたが、平日休みを取れない人は…なんとか抜け出そう、としか言えない。
無駄のない申請のために
幸運にも1日だけ休みを取れたとする。
でも、「申請が1日で終わらなくて、申請書を取りに行ったは良いけど提出できなかった」なんてことになったら困る。
ここで、休みの一日で全ての手続を終わらせる方法を書いておく。この通りに動くことをおすすめする。
- 狩猟免許の申請期間が始まる少し前までに、医者にかかって診断書を書いてもらっておく
- 証明写真とお金、返信用封筒の準備をしておく
- 申請期間に入ったら1と2を持って申請場所(名古屋市民の場合は愛知県環境部自然環境科)へ
- 収入証紙はその場で購入
- 申請書を貰い、その場で記入する
こうすれば、役所に行ったその日に全てが完了する。収入証紙は収入印紙と違って郵便局で買うことが出来ないため注意!ただ僕が調べた感じだと、狩猟免許を申請する建物内に収入証紙を買える売店などが併設されていることが多いため、あんまり心配しなくて大丈夫。少なくとも名古屋市民は大丈夫。他の地域の人達は一度、「○○県 収入証紙 買える場所」などで調べてみて、申請書提出先で買えそうかチェックしてみるといい。
実際僕はこの手順に沿って申請をしたため一日で、しかも手続自体はすぐ終わるので役所についてから30分以内に完了した。
ただ、ハンターになるという思いを込めて気合満々の証明写真を撮って持っていったのだが、当日見事に紛失。役所で初めて気づいたため、慌てて同じ建物内の証明写真機に走った。
その日はバイクで行ったので、結果として気合も何も感じられない、座敷童のような写真を提出することになった。これからのハンター生命が思いやられてしょうがない。ちなみにバイクに乗った時に落としたようで、自宅に帰宅したら恐らく自分のバイクで踏んだのであろう、変わり果てた僕の写真を見つけた。
講習会へのお申込みもお忘れなく
絶対に忘れてはいけないのが、試験前の講習会への参加である。
これに参加しないと試験を受けても70%の確率で落ちると言われている、恐ろしい講習会である。
講習会自体は恐らくいろんな猟友会などが開催しているのだが、ここでは僕が参加する予定のものを挙げておく。来年以降リンク切れになるかもしれないので、自分で調べてみてください。
さて、いよいよ今月末に講習会がある。
この日、未来のハンターたちが一堂に会すると思うとゾクゾクする。優しいふりをしながら下剤入りのジュースを飲ませてくる輩などもいるのだろう。猟師の世界は血なまぐさいのだ。生きるか死ぬか。道は険しいが、負けるつもりはない。ゴールドジムに通う時が来たようだ。
※多分そんな怖くない。